世界のヘッジファンドマネージャーの総資産ランキングを大公開！

気になるヘッジファンドマネージャーの総資産をランキング化

現在のマーケットに大きな影響を与えているお金の一つがヘッジファンドの資金です。ニュースには「投機筋」などと呼ばれ、たびたび登場しますが、海外では最近までなりたい職業No.1だったのがヘッジファンドマネージャーです。日本で言えばパイロットのような感じでしょうか。

人気の最大の理由は「収入が高い」という点です。もちろんいろんな理由があるとは思いますが、様々な職業がある中でもヘッジファンドマネージャーは桁違いに多いのです。

それゆえ、一流のマネージャーにもなれば、高収入が積み重なり「資産」も莫大になります。ロマンたっぷりですよね。

今回はそんな彼らの総資産に注目し、高い順にランキングを作成してみました。桁外れの資産を持つエリートマネージャー達の実態に迫っていきましょう！

では、早速ランキングトップから見ていきます。

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第1位は超有名な投資家でもある、ご存知「ヘッジファンドの帝王」ことジョージ・ソロス氏です。

ソロス氏はヘッジファンドマネージャーの中では群を抜いて、近年の総資産ランキングでは1位に君臨し、長者番付では29位にランクインする資産家でもあります。彼の一挙手一投足で世界経済が変動するとも言われているほど、有名かつ影響力が計り知れない人物です。

彼はもともと哲学者を志していた事もあり、投資に対する考え方・思想も他とは一線を画しています。有名な「再起性理論」を駆使し、逆張り投資を得意としています。

実際に1992年のポンド危機の際に逆張り投資（空売り）を行い、1人でイングランド銀行を破綻に追い込んだのは有名すぎるほどに有名です。

そんな彼は築き上げた莫大な資産を慈善事業に充てるべく、長い間投資業界から身を引いていましたが、数年前から現役復帰を果たしました。今は「中国崩壊」のシナリオを構想し投資をしているといいますが、逆張り投資が得意なだけあり、最後まで何を仕掛けてくるかはわかりません。

長期間戦線離脱していたのにも関わらずランキング1位を走り続けるとは、「さすがソロス氏」の一言に尽きます。

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第2位は「ルネサンス・テクノロジーズ」のジェームズ・シモンズ氏です。この人もヘッジファンド界隈では知らない人はいないほどの著名人です。

比較的「謎が多い」と言われる彼ですが、彼が率いるファンドは10年連続で好成績ランキングに名を連ねるなど、その実力は折り紙つき。その最大の特徴は、人間が持つ認知バイアスをすべて排除したロボットのような運用を行っている点です。

その証拠に、ルネサンス・テクノロジーズには100名を超える「数学者・物理学者・統計学者」が在籍している一方で、金融業界出身者は一人もいません。まさに人間の判断能力よりも、。「数字」を信用する運用方針を示しているといえます。

最近はAIが運用するファンドが注目を集めていますが、シモンズ氏のファンドはその先駆けといえるかもしれません。

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第3位は世界最大級のヘッジファンド、「ブリッジウォーター・アソシエイツ」のCEOであるレイ・ダリオです。世界の中央銀行の総裁や首脳のブレインでもあります。

「プロに勝とうとするな」と個人投資家に耳の痛いアドバイスをしたことでも有名ですが、彼の実績は目覚ましいものです。運用開始した1975年から2015年末までで約450億ドル（約5兆円）の運用益をたたき出しています。

当初の資金が約33億ドル（約3600億円）であることから考えると、実に14倍にも増えています。

ちなみにダリオ氏の初めての投資は、300ドルで買ったノースウェストエアラインの株でした。この航空会社は、現在のデルタ航空と合併し、株価は3倍になりました。

その後彼は、ウォールストリートでトレーダーとして腕を磨き、1975年に独立しました。

彼は時代に応じて様々な運用手法を柔軟に変化させ、今の実績を残してきたといわれています。1000人以上の従業員を抱える大ファンドになった背景には、経営者としても一流であることの証があるといえるでしょう。

さて、ここまで世界トップ3のヘッジファンドマネージャーの経歴や総資産を見てきました。ここまでのまとめを表にしましたので、ご覧ください。

順位	名前	ファンド名	総資産
1位	ジョージ・ソロス	ソロス・ファンド・マネジメント	252億ドル
2位	ジェームズ・シモンズ	ルネサンス・テクノロジーズ	180億ドル
3位	レイ・ダリオ	ブリッジウォーター・アソシエイツ	168億ドル