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ヘッジファンドとは?知っておきたい基本情報や投資信託との違い

今話題のヘッジファンドの基本や特徴とは?

マイナス金利が導入され、かなりの時間が経ちました。景気の回復は実感していますか?

人それぞれかもしれませんが、運用している方からするとかなりいい時代なのでないでしょうか。2017年だけを取ってみても日経平均株価もNYダウも上昇を続けました。平たく言えば、何を買っても儲かったのです。

しかし、2018年はどうでしょうか?これから先はどうでしょうか?

まだまだ上がるという人もいれば、そろそろ頭打ちじゃないかという人もいます。もし不安定な相場になったら、今までのようには儲からないかもしれません。しかし、相場が上下しても儲ける方法があるとしたら、どうでしょうか?

相場が上がっても下がっても利益を追求できるのが、ヘッジファンドなのです。

そもそもヘッジファンドとは?

まず始めにヘッジファンドとは何かについて、お話していきます。

投資にあまり詳しくない方からすると、「名前は聞いたことあるけど、なんか怪しい」といったイメージを持たれがちですが、れっきとした運用方法の一つです。

ニュースなどでは「投機筋」などと呼ばれ、相場を動かす大きな要因でもあります。それだけ大きな資金を動かしているのがヘッジファンドなのです。

投資信託との違いからヘッジファンドの魅力を追求

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ヘッジファンドは投資家から資金を集めて運用を行います。そのため、しばしば投資信託と似ているといわれます。ここからは投資信託とヘッジファンドを比較しながら見ていきましょう。

収益の追求スタイル

ヘッジファンドの最大の特徴は、相場の上下に関わらず利益を追求できる点です。相場が上がっても儲かり、下がっても儲かる仕組みになっています。

ヘッジファンドのヘッジ(hedge)とは「避ける」という意味で相場の変動による資産価値の減少をあらゆる手法で回避する、という意味合いがあります。
通常の投資信託であれば、相場の上昇局面ではもうかりますが、下落局面では下がるか現金化して静観するしかありません。
しかしヘッジファンドは、下落相場をも味方につけることができます。

つまり、上がっても儲かり、下がっても儲かる可能性があるのです。詳しい説明はここでは割愛しますが、複雑な金融手法を用いることで、より多くのチャンスを生み出せるというわけです。

手数料

また、手数料形態にも大きな違いがあります。

通常の投資信託であれば、大きく3種類の手数料がかかります。買った時に「購入時手数料」、年間の運用の中から引かれる「信託報酬」、解約するときにかかる「解約時手数料」があります。これらは、その投資信託自体の運用成果に関わらず一定の割合で取られます。

反対にヘッジファンドは基本的に「成果報酬主義」です。成果報酬主義とは、儲けた利益の内の一定割合を手数料として取る仕組みです。一般的には20%程度の手数料が設定されているようです。投資信託の購入時手数料が3%程度ですので、単純に比較するとヘッジファンドはかなり高い手数料といえます。

しかし、安い手数料で儲からないのと、手数料は高いがしっかりと利益を享受できるのか、どちらがいいのかは言うまでもないですよね。

投資家の募集方法

さらに、投資家の募集方法、つまり資金の集め方にも違いがあります。

一般的な投資信託はいつでもだれでも自由に買うことができます。買う際に特に制限もありません。CMや広告などで宣伝を行い、不特定多数の投資家から資金を集めます。このような形式を「公募形式」といいます。

一部の投資信託には買い付けることができる期間が決められているものもありますが、基本的には全く制限がありません。
しかし、個人投資家向けの商品が多いため、運用方法が法律によって制限されています。投資家保護の観点から特にリスクの高い運用などはできないということです。

一方で、ヘッジファンドでは「私募形式」を採用しています。「私募」とは、通常50人未満の投資家に対して募集することを指します。私募形式のファンドの多くは、ファンド側から投資家に営業に行くことが多いので、一定の基準を満たした特定の投資家のみを顧客としています。

そのため大衆向けの広告などは一切出していませんが、それが「怪しい」などの理由にもなっているようです。しかし、実際は私募形式だから多くの人の目には留まらないのです。
しかも、多くはプロの機関投資家向けであるため、公募形式のファンドのような規制はほとんどありません。自由度の高い運用ができるからこそ、絶対利益の追求ができます。

いかがでしたか?これであなたもヘッジファンドと投資信託の違いが理解できたことと思います。当サイトではこの違いについてきれいにまとめたページも用意しておりますので、ぜひご覧ください!

投資信託との違いはこちら

ファンドへのアプローチや投資方法

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では、そんな謎に包まれたヘッジファンドに投資をしようとした場合、どのようにすればいいのでしょうか。

知人に紹介してもらう

1つ目は、紹介してもらうことです。そんな知り合いいないよ、という方もいるかもしれませんが、信頼できる人からの紹介が最も安全ではないでしょうか。自分で調べるよりも知っている人を使うことが近道です。

とはいえ、何の伝手もない人が焦って人脈を作ろうとすると、詐欺のターゲットにされかねません。古来の友人や信用のある人以外からの案件には十分注意しましょう。

直接問い合わせをする

二つ目の方法は直接問い合わせるということです。メリットとしては、自分での目で実際に見ることができます。多くの場合、問い合わせると面談の場がセッティングされるようです。そこで具体的な運用の話や手数料体系の話などを聞けるようです。

ただデメリットとしては、国内よりも海外のヘッジファンドの方が多いということです。英語が堪能な方は選択肢が広がる一方で、国内だけで探すとかなり選択肢が狭くなってしまします。

投資助言会社を利用する

3つ目の方法として、投資助言会社を使うという方法があります。ただこの場合は仲介手数料などが発生するので余分なコストが発生することになります。

以上がヘッジファンドに投資する主な方法となります。このヘッジファンド購入方法については以下のページでさらに詳しくまとめていますので、ぜひ見てみるとよいでしょう!

買い方について詳しく知りたい方はこちら

「おすすめの国内ヘッジファンドランキング」

ではここからは、おすすめのヘッジファンドをご紹介していきます。いずれも国内のファンドですので、気になった方はご自身でも調べてみてください。

第1位「M&S」

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第一位のヘッジファンドはM&Sです。同社は国内のファンドで、比較的新しいファンドになります。ヘッジファンドとしては珍しく、ターゲットとしている銘柄を公開しています。透明性の高いファンドといえるのではないでしょうか。

また、最近になって「物言う株主」が話題になることが多くなってきましたが、M&Sは国内のアクティビストの先駆けとして、かねてより積極的な議決権行使を行ってきました。
運用状況に関しても、サマリーが公開されており、それによると月間のベストリターンは79.23%となっています。反対にワーストは-3.17%です。

これを見るとリスクを最大限抑えて、最大限のリターンを得ようとしていることがわかります。過去3年間のパフォーマンスは176.61%となっていて、結果を残しているヘッジファンドといえます。

最強ファンド「M&S」の詳細情報はこちら

第2位「アズカルアセットマネジメント」

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第2位はアズカルアセットマネジメントです。同社は、日本株に強みを持つヘッジファンドです。役職員を見てみると、国内大手の証券会社やファンドマネージャーを歴任してきた人物が名を連ねています。

アズカルアセットマネジメントの運用方針は、「ザ・ヘッジファンド」というような王道の運用手法です。つまり、上昇相場では最大限に恩恵を受け、下落局面においてもどん欲に利益を追求し、絶対収益の確保を目指しています。下落局面においても利益を追求する姿勢はヘッジファンドならではといえます。

また、同ファンドが提供している商品には役職員も投資をしていると発表しています。この点からも運用に自信を持っているといえるのではないでしょうか。

実力派ファンド「アズカルアセットマネジメント」の詳細情報はこちら

第3位「BMキャピタル」

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第3位はBMキャピタルというファンドです。こちらも国内に籍を置く企業です。絶対的な利益を追求するヘッジファンドの中では珍しく、「損失を出さないこと」を投資哲学としています。

もちろん、ほかのヘッジファンドが損してもいいと思って運用しているわけではないですが、まずは守ることがプライオリティというわけです。
そのため、公式ホームページによると過去の運用実績の中でマイナスになったことがないようです。

では利益はどうかというと、年間10%以上の運用益を出しています。
更に直近4年間の実績では、預かり資産が2倍以上になっています。過去実績があるからこれからも儲かるというわけではありませんが、ヘッジファンドを選ぶ一つの基準にはなるのではないしょうか。

頭脳派ファンド「BMキャピタル」の詳細情報はこちら

まとめ

さて、ここまでヘッジファンドについてご紹介してきました。ヘッジファンとはどのようなものなのか、今まで全く知らなかった方も少しは興味を持っていただけたのではないでしょうか。

最近は個人向けのヘッジファンドも増えてきました。意外とみなさまの近くの方も投資しているかもしれません。
情報があまり公開されていないため、敷居は高く感じるかもしれませんが、もし運用を考えているのであれば選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

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